男の肖像2身体美学講座 Fhysical Aesthetics

スティーブ・ジョブズ1

2009年4月26日

ジョブズ画像1 ジョブズ画像2

画像の丸眼鏡はジョン・レノンの眼鏡とそっくり。
これは社名同様、その影響だろう。表情までジョンに酷似。
頭が長髪のジョンに対して極薄と対照的だが。

一般的には億万長者のビル・ゲイツの方が有名かも知れない。
だが本物のカリスマ性でジョブズの右に出るものは希有。

当然個性は強い。妥協なく突き進む。当然行くところ波風がたつ。
自ら創業、業界最初の成功物語となったアップル社も一度は決別。
紆余曲折を経たあと復帰、傾いていた同社を甦らせる。
彼及び同社は成功物語の第二幕を形成しつつある。

日本人にはiPodやiphoneはなぜソニーではないのか。
ソニーの土俵だろうと疑問に思う人がいるようだ。
答えは簡単。ジョブズはソニーではない、それにつきる。

アップル社の製品はすべて彼の美意識に貫かれている。
ハードもソフトも表だけでなく、内部まで美が追求されている。
黒澤明監督が映らない部分まで仕込みをしたのと似ている。

表向き似たものなら他社でも作れるだろう。
だがハードソフト一体で一貫した精神で統一されたものは至難。
核となるソフトを持ち、ハードと一体設計できるのは世界で同社のみ。
もちろんソニーにも真似できない。
ジョブズの才能、美意識を知らずしてアップルを語ることはできない。

彼のカリスマ性は同時に同社の弱みでもある。
一人の才能に支えられる状態は脆弱きわまりない。
おりしも健康を崩し、現在病気療養中。
アップルファン、社員、関連企業、株主、誰もが復帰を祈っている。

スティーブ・ジョブズ2

2010年8月23日

ジョブズ画像1 ジョブズ画像2

復活初回は初の再登場(前回は昨年4月)、IT業界のカリスマ。
いや今や業界の枠を超えた世界屈指のカリスマ経営者。
前回掲載時は病気療養中で、復帰できるのか心配されていた。

だがやせても健康は回復したようで、夏には再びアップル社の陣頭に立つ。
復帰後同社は前にもまして怒濤の快進撃が始まる。
秋にはiPodやMacOSXのメジャーバージョンアップ。

今年に入るとさらに加速、iPadの発表および発売。
休むまもなく、iPhone4の発表、発売。両製品とも世界で大ヒット。
ただiPhone4はアンテナ受信問題でけちがつく。
それでも人気が落ちることはなく、勢いは止まらない。

そしてついに株式の時価総額でマイクロソフトを抜き、世界一のIT企業に。
この事態を知って読者は何を感じただろうか。
同社の成功はある事実を暴いている。それは経済学者やマスコミの無能。
十年前今日の成功を予見した人が何人いるだろうか。

iPodが出たとき、潜在的可能性を見抜いた人が何人いたか。
ヒットした後も日本製がすぐ追い抜くくらいに見られていた。
さらにこの前例があるにもかかわらず、iPhoneで同じ失敗をしている。

あんなものは日本では受けない、と。
発売後は失敗したという記事さへ見られた。
それが今や後発のスマートフォンはほとんどiPhoneのコピー。

iPadでは学習効果が出た?。いや依然同じ反応は見られる。
たぶん死ぬまで変わらない?。なぜこんな乖離が起きるのか。
やはりジョブズは凡人には見えない先が見えているようだ。
彼については短いコラムで本質的なことは書けない。

ジョン・レノン

2010年10月25日

レノン正面顔 レノン横顔

12月が近づくと彼にふれる機会が多くなる。
あの日になると彼を偲ぶ各種イベントが。
すなわち衝撃的な最期を遂げた命日。

クリスマスには彼の『ハッピー・クリスマス」が。
日本では「*ホワイト・クリスマス」よりポピュラーかも知れない。
(*ビング・クロスビーの定番クリスマスソング)
筆者は仏教徒なのでどっちでも関係ないが。

世紀を超えて音楽と共に生き続けている。
なぜか。ビートルズだったからである。
ビートルズ革命を支えたからだ。

彼とポール・マッカートニーなくしてビートルズはありえないからだ。
両者の出会いによってビートルズとその神話が生まれた。
奇跡的な世紀の出会いだったと言える。
互いに刺激し合い、互いに才能を最大限引き出した。

彼の精神を象徴する代表曲「イマジン」はビートルズとは無関係。
それでも彼の存在感はすべてビートルズの名声の上に成立している。
その点はポールもまったく同じだ。

レノンと洋子

小野洋子女史との出会いも人生を変えるものだった。
彼女抜きで彼の人生は語れない。
数度の結婚歴を持つ女史にとっても人生最高の出会いとなった。

彼との結婚で世界一有名な日本女性ともなった。
世界的に有名な日本女性が少ないからとも言えるが。
彼女に次ぐ有名な日本女性は見当たらない。

ところで上の画像は実は米国のアップル社の往年の広告。
右上にある往年のリンゴマークがその証明。
前回のスティーブ・ジョブズと直接接点はない。
だが社名、マークから分かるように目に見えない糸で繋がっている。

ポール・マッカートニー

2011年1月21日

ジョン・レノンと共にビートルズを支えた。
音楽の枠を超えて、芸術全体で見ても二十世紀を代表する天才の一人。
成果の大きさや影響力の広範さで他に例がないとギネスブックにも認定されている。
才能の質量が桁外れに高く大きい。幅も広く万能の天才とも言える。
例えるなら音楽界のレオナルド・ダ・ビンチ。

ポール顔斜めアップ ポール顔正面アップ

名ギタリスト、E・クラプトンはビートルズのスタジオに出入りした時期がある。
親友だったジョージ・ハリスンとの縁でだが、そこで見たものとは何か。
ポールの才能の豊かさに圧倒されたという。

担当のベースはロック界屈指の名手として名高い。
クラプトンが驚いたのはギターの腕前。
自身ギターの神様が、ポールのギターは素晴らしいと絶賛している。
(ビートルズのギター担当はハリスンだが。)

楽器奏者とは別にボーカリストとしても評価は高い。
才能の豊かさを示すエピソードは枚挙にいとまがない。
音楽界のダ・ビンチたる所以だ。

だが最大の名声はやはり作曲家としての実績。
これもギネスブックがポップス史上最大級と認定。
彼の名曲の特徴は大衆にも玄人にも愛される点。
玄人は当然ながら素人にも次元の高さが理解される。

そのため世界中の多くのプロが彼の曲をカバーしている。
しかもほとんどジャンルを問わない。
ベルリン・フィルなどクラシック界も例外ではない。
その質量においても彼に並ぶ者はいないであろう。

上右の画像は今となれば歴史的ビデオ映像のキャプチャー。
スタジオでピアノを弾きながら「ヘイ・ジュード」を歌う。
ビデオだけに映画『レット・イット・ビー」の映像より生々しい。
今に残る最も生々しいビートルズ映像かも知れない。

ジョン・レノンは小野洋子と幸福な私生活を築いたが悲劇的最期を遂げた。
ポールも米国人リンダ(下左)とよき家庭を築いたが、病気で愛妻を失う。
その後再婚するもうまく行かず離婚と苦難が続く。

とはいえ彼は健在。幸福な家庭生活もジョンよりはるかに長かった。
破滅することもなく健全な天才の人生はまだまだ続く。

エルビス・プレスリー

2012年5月16日

斜め横顔 熱唱する全身像

ロックの草創期を飾ったスーパースター。
登場した頃最大級のスター歌手はフランク・シナトラ。
シナトラはエルビスの爆発的人気に脅威を感じた。
危機感故かエルビスを認めず、ボロクソにけなした。

だがエルビスは大御所の中傷など問題にせず世界的スターになる。
ロックをメジャーにし、ロックの王者として君臨。
だが彼の輝きも長くは続かなかった。
ロックが発展拡大するほどに彼の栄光は頭打ちとなる。

眼中になかった英国から自分以上に革命的なスターが登場。
ロックバンドのビートルズだ。
土俵が同じだけにシナトラ以上に脅威を感じたことだろう。
シナトラ同様、彼もまたビートルズをボロクソにけなした。
一方シナトラは逆にビートルズを称賛した。
敵の敵は味方ということか?。

ビートルズ以降、ロックの主流はバンド形態になる。
バンドではボーカルが主役とは限らない。
電気楽器によるサウンドが同等、時にはそれ以上になる。
特にギタリストはボーカル以上に花形の観がある。

エルビスのスタイルは早々に古くなってしまった。
ジョン・レノンにとってエルビスはロックに目覚めるきっかけ。
なれど目標として目指す対象にはならなかった。

ビートルズはレコード会社の企画でエルビスと一度会談している。
エルビスの自宅を訪問する形だったが、それが最初で最後。
やはり水と油?、親交が生まれることはなかった。
ビートルズはエルビスを無視するように飛び越えていった。

しかしビートルズも活動期間は長く続かなかった。
デビューから約8年ほどで解散してしまう。
だが名声は世界最大級、神話となって生き続けることになる。

ロックの王者は誰か?。
エルビスは一度頂点に立っただけに、過去の栄光が呪縛となる。
新興のロックスターたちの隆盛の中で、自分の居場所を見失う。
健康を維持できずに42才の若さで波乱の人生を閉じる。
結果的にロックの王者というよりは先駆者。
可能性を実証し、世界に知らしめたことが最大の功績だと言える。